ダマーニさん、砂漠散歩へ行きました。

e0066474_11101293.jpg




少し前、ダマーニのことを書いた記事に、
「こんなこと書いたけど,また砂漠散歩楽しんでますと
かける日が来たらウレシイ」とそんなこと書いたんですが、
正直、もう難しいかなぁとそういう気持ちが半文、
いや9割以上でした。

朝みんなが砂漠に散歩行くときになって誘っても、
寒さがしのげる小屋の隅に座ったまま出てくることはなく、
おそらく、随分痩せちゃったので、脂肪がほとんどなく、
今年は来るのが早い冬の朝の寒さがダマーニには厳しいのだと思うのですが、
それならば温かくなってきた時間に外に出られたらいいのになぁと
思いましたが、もうそういう気力や体力はないらしく
毎日、寝ている時間がほとんどで、たまに起きて少し動いても
決まった狭い範囲を移動するだけ、
ご飯もほんの少し口に入れるくらいの日が続いていました。

そんな中、一昨日は比較的食事をとっていて、お?と思い、
昨日は、いつもと比べてという程度ですが、それでも
移動する距離がちょっと長く、いつもは日が昇ってくると
太陽のあたる所に移動してしばらくぼんやり立っているんですが、
温かくなってきたから、そろそろ行くかな?と思い様子を見に行ったら
しばらく行っていなかった広場の方を歩いているダマーニを発見してびっくり。

砂漠に出るドアの方に向かって行ったので、もしかして行く気になったのかなぁと
思ったんですが、足取りは今ひとつで、相方さまも仕事でいなかったので、
もし砂漠に出て帰って来れなかったらどうしようかという心配もあって
一瞬迷ったんですが、そんな迷いを察したのか、それとも行く気力はなかったのか
ドアの前は素通り、一応「ドア開ける?」といつものように聞いてみたんですが、
興味を示すことも無く、そのまままたいつもの隅へと歩いて戻ってしまいました。

でも、なんとなく、もしかしたら温かい時間ならちょっと行けるんじゃ
ないだろうかという気がして
ダマーニに「明日、日が昇って温かくなったら、行ってみる?
ダマーニが行きたいならドア開けるよ」と話しておきました。
で、今日、太陽の陽がさして来て温かくなり始めた時間、
まだ小屋の隅で座っているダマーニに、
「行ってみる?」と声をかけると、立ち上がってついて来たダマーニ。
そのままドアのところまで行ったので、ダマーニが行きたいのなら
何があってもなんとかしようと心に決めて、ドアを開けることにしました。



話、例によって、横道がっつりそれますが、
こんなこと書くと、なんだか私は動物と会話できちゃうみたいに聞こえちゃいますが、
まったくもってそんな能力ゼロでして、そんなことできたらどれだけいいかと
思うことしょっちゅうです。あーまた余計なことしちゃったとか、
あーまたみんなの希望と全然違うことしちゃったとか、凹んだり反省したりが
ほとんど。

なんですが、ダマーニとはなんていうか、一緒に生活してきた8年間、
本当に色んなこと一緒に経験してきました。
先日書いたように、野生動物まんまで来たダマーニが私たちに心開いてくれるまで
とことん時間を費やしたし、そんなダマーニが病気をした時怪我をした時は
お互いけっこー大変だったし、
何度もお産に立ち会わせてもらったり、お産後の調子が悪くて
もうダメかと思いながら砂漠で一緒に寝たこともあったし、
生まれたばかりの赤ちゃんが命を落とした時のダマーニの姿も
忘れることはできません。

でもそんな大きなできごとに限らず、もうここには書ききれない
日常の中の小さなささいなことの積み重ねの中
お互いが今どんなことを求めているのか、そういうことを読み取ることが
しやすくなったのだと思います。
なので、ダマーニが何を言っているのかわかる、そんなソロモンの指輪的な
能力を持っているわけではなく、
8年間見て来たダマーニの性格や嗜好、行動パターンそういうものから
今ダマーニがどうしたいのかがわかる、その程度の話です。

イヌやネコのような人間とコミュニケーションがとりやすい動物より
時間はかなりかかるというのはありますが、
私のようなヒマ人はそこに時間を費やすことが可能だったので
こんな風にダマーニとの関係を作ることができました。
でも、いろいろ振り返って見ると、それだけじゃなく、
こんな風に意思の疎通ができるようになったのは、やっぱり、
ダマーニがとても聡明だったことが大きいなと思います。


さて、で、今日の話に戻るんですが、って書いてるうちに
UAEでも日が変わり、すっかり「昨日の話」になっちゃったんですが、
気づかないフリして「今日の話」として続けます。


砂漠に出て、しばらくゆっくり歩いていたダマーニ。
e0066474_5201112.jpg


この辺をうろうろするのかな。。と思ってみていたら、

ええっ?!走るの??
e0066474_5211665.jpg


で、砂丘も走り登って、先にいったみんなについていく。
e0066474_5222060.jpg




ま、若いチームはどんどん走って行っちゃったけど、
砂丘を登りきったところで、足取りゆっくりになったダマーニ。
e0066474_523683.jpg


食べることはなかったけど、ちょっと草の匂いもかいでみる。
e0066474_5233834.jpg



ちょっと周りも見渡してみる。
e0066474_523332.jpg



そして、みんなのいるところへ。
e0066474_5243196.jpg



ここ最近、頭を地面につけて、顔もあげずに座ってばかりいたダマーニ。
近づいて、手を伸ばさなくたって触れる距離にいても
そのままの体勢でじっとしていたダマーニ。
その姿が寂しかったりショックだったりする気持ちもあったけれど、
でもそういうのは最初の数日で乗り越えました(多分)。
今はこんなにそばにいるダマーニがただただ愛しい。

なんですが、写真撮られるの大好き、フォトジェニックで
いつも凛々しかったり、おちゃめだったり、美しかったりの姿を
見せて来たダマーニが、今の痩せて力ない姿を写真に撮られるのは
多分嫌なんじゃないかとそんな気がして、ま、同じ状況だったら私も嫌だし、
この一緒にいられる時間は、自分の記憶の中だけでとっておけばいいと思い、
こうなってからのダマーニの写真を撮ることはありませんでした。
飛び抜けて記憶力の悪い私のことだから、いまのこの時のことも
きっとあっという間に淡くなって消えていっちゃうんだろうなと
そういう寂しさはありますが。


でも今日はフォトジェニックなダマーニさん復活。
そんなわけで、とても久しぶりのダマーニさんの写真。
e0066474_534267.jpg



こみ上げてくる気持ちいっぱい。
e0066474_5344339.jpg



こんなとき、小高い砂丘から何を見て、何を考えているんだろう。
お天気いいな〜とかそんなことかも。
e0066474_536644.jpg



表情はちと硬いけど、見惚れる美人だの〜。
e0066474_5373213.jpg



この後、みんなと合流、思っていたよりかなり遠出で、
でも、ここだったら人が通ったり車が通ったりしないから
のんびりすごせるな〜と思っていた矢先に、
めったに通ることのない車が、すごい勢いで砂丘を乗り越えてやってきて通過。
それに驚いて、みんなダッシュで家路へ。
ダマーニもみんなについて走っていったんですが、これが
そーとー堪えたらしく、家について全身の震えが止まらず、
日陰に座り込んでしばらく動けなくなってしまいました。

相方さまも私も一時かなりのショックを受け、なんでこんな時に
車が通るの・・とかなり恨みがましくも思ったりしたんですが、
なにがあっても、自分にはどうしようもないことが起こった時には
それは受け入れていこうとそう思って来たことを思い出し、
ダマーニが行きたいと行って外に行き、極々短時間だったけれど
みんなと一緒に散歩して、そして車に出会ってこういうことになった。
もしこれをきっかけに、どんどん状況が悪くなったとしても、
それもひっくるめてそれがダマーニや私たちに与えられたものなんだと
思うことが、「受け入れること」なんだなと、ちょっと冷静さを取り戻しました。

ダマーニは前にも書きましたが、口の中のトラブルをかかえていて
頬が腫れています。これがなかったら、もっと食べられて
もっと長いこと元気出いられたのかもしれないと思うこともありましたが、
やっぱりこれも、このこと全部ひっくるめて受け入れることが
本当の意味で「今のダマーニを受け止める」ということなんだなーと。
アレさえなかったら、コレさえこうだったら、そんなこと言ってる間は
どこにも救いはないんだなーとか。

ま、こんな修行僧みたいなことばっかり考えているわけじゃないんですが、
今日はちと大きめなできごとがあったので、そんなことを
つらつら考えてみたりしたわけでした。




今日はそんなわけで、食欲もガクンとまた落ちちゃったダマー二さん。
また砂漠散歩できる日来るかなー。
前回「そんな日が来たらウレシイ」と書いたら、そんな日来てくれたので
では、もう一回。

こんな若干しんみりムードなこと書いちゃったけど、またまた元気に
砂漠散歩してます〜ってそんなこと書ける日が来たらウレシイ!
(前回は純粋な気持ちでそう書いたけど、今回は
「書いたら叶うかも」という下心たっぷりで)
e0066474_535405.jpg

by hanamomoact | 2013-11-16 06:07 | サーメル一家


UAEでの生活。家族はガゼル・犬・鳩・馬・猫・ラクダ・牛・山羊・・・+オットの相方さま。


by はなもも

プロフィールを見る

検索

以前の記事

2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2015年 10月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2005年 10月
2005年 09月

本館など。

はなももの目線から


サーメル(一家)のひとりごと。


(ももの別館)
****************

毎回、うわ~と感激しながら読んでいます。
トルコ子育て生活


がっつり読み応えあります。
ドバイ日和
イスラマ日和
カフェ★イスラマバード


日本画家のお友達。
彼女の包み込まれるような絵がとても好きです。
竹林柚宇子website


ドイツの
溢れる美しさの写真、
深い思い、
ぜひ本館もご一読を。
黒い森の白いくまさん


やさしさと夢が
いっぱいつまった
お友達のイラストレーター
Ukacoさんのサイト


カタールに住むTakeC
さんの真剣に真摯に
生きる姿勢とそれを映す
魅力的な写真の数々
遊牧民的人生


理科の先生の、
好奇心探究心がたくさん
詰まってます。
Go! Joppari


世界中のどこにいても
どんな些細なことにも
感謝と感激、
幸せでいっぱい。
世界のあっちこっちで・暮らし中の小さな幸せ♪


お馬さんへの愛に笑ったり、ほろっときたり、勉強になったり。馬たちのイラストが愛しいほどにかわいい。
おがわじゅりの馬房



肩に力がはいってしんどい時は、ニュージーランドで馬に囲まれて生活する不二子さんのブログを訪ねたくなります。
ニュージーランド馬物語



だんなさまと二人、猫・犬・山羊の家族と伴に夢に向かって進む姿は、着実で、自然で、そして穏やかにエネルギッシュ。
山と海とつながっていくこころ



とにかくその目で確かめてみてください。お友達の動物彫刻家「はしもとみお」さんのサイト。ブログもあります。
はしもとみおホームページ



沢山の愛しい動物達とNYの山の中、絵本の中で生活しているみたいなNahokoさん。
まきばの詩ーFarm Nature Love-



たいへん美人さんの白ねこレイアさんと表情がなんともかわいい黒ねこルークくん。ふたりの性格がよーくわかる写真がとても好き。陰陽マークの完成が待ち通しい。
しろねこくろねこ



色も模様もとても魅力的なトルコの装飾タイル。それをトルコのイスタンブルで制作している日本の方がいたとは。素敵な作品の数々、タイルの知識、トルコの魅力、イロイロ満載です。
-イスタンブル発-トルコタイル通信



どの写真も「こんな風に撮れたらなぁ」って憧れです。
さぬき写真工房


手にとると、ただかわいいだけじゃない、丁寧に思いがいっぱいつめられていることがわかります。
needle work glimmer




≪動物園チーム(勝手に命名)≫

動物への深い深い愛が
ぎっしりつまってます。
動物園でお散歩


どの写真も動物の魅力
120%!
rio's story


牛はちょっとトラウマがあるけれど、馬はじめ、鳥、犬、動物・動物園が大好きなぱるさん。
Zoo~っと行こう♪

その他のジャンル

ブログパーツ