黄金のいただきもの。

庭のあちこちにミツバチが巣を作っているんですが、
蜜がたまってきた頃を見計らって
「しめしめ、今採り時ダネ・・」と人間様(私たち)は
ミツバチが一生懸命集めて作った蜜を横取りします。

巣を木から取るのは手慣れた職人さんがやってくれます。
ちなみに「職人さん」っていうのは、
我が家で住み込みで庭のこととかもろもろやってくれている
お兄さんのことで、蜜採取専門職の職人さんという意味ではありません。
近所の蜂の巣採取経験のある人が我が家に来てやってくれたのを見て、
そのテクニックをすっかり自分の物にしてしまい、
今ではあちこちから「家のもやってくれ」とお声がかかったりする
頼もしい職人さん。
巣は大概こんな形になって木の枝からぶらさがっています。

このものすごい数の蜂が

ちゃんと意味あって並んでいると思うと、ただただ感動。

で、どうやって穫るかというと、
まず、私好みのこんなかわいこちゃんなモノを使って
中で火を焚き、

巣の近くでしゅこしゅこやって、煙をまきます。



随分前に相方さまの弟が宇宙服(?)を着て
蜜の採取をしたという話を書いたことがありますが、
普通の服で、素手でちゃちゃっとやっちゃう職人さんにしてみれば
あんなの「プププっ」に違いありません。
煙がかかると、上の方の蜂は飛んだり下に移動したり。
こんなに大きな蜂の巣ですが、蜜があるのは枝上の一部のみ。
下のぶら下がっている所は、ほとんど蜜はありません。
煙で戦意喪失しているところ、枝ごと切り落とします。
この時は枝が複雑に絡んでいたので、木の上で
蜜のたまっているところだけをざっくり。

何をやっているのか見に来たさんちゃん。

へーすごいね〜って感心するさんちゃん、

切り取った蜜のたまっている部分。

そんな作業をしているうちに振り返ったら、
元巣があったところに、またいっぱい集まってきてました。

2個目の採取には、じゃぁお手伝いします〜とワタクシ。

思わず煙りを職人さんの顔にかけちゃって
職「・・・」
私「・・・ス、スミマセン」

本人(私)は役に立っているつもりでしたが、
多分職人さん的には(1人でやった方が早いんですけど)と
思っていたに違いありません。

3個目。
これは写真がもうちょっとわかりやすいかも。
煙をかけて上の方の蜂が移動したところ。


上部、蜜が溜まっているの見えるでしょうか。

で、巣がぶらさがっている枝を切り落とす。

こんな感じ。

下の方、なんだかホットケーキみたいでおいしそー。

でも、下の部分は蜜ほとんどなくて、人間様には必要ないので
切り落とします。

で、くっついていた蜂をボトボトと落とす。

潰したりはらったりせずに静かに作業すれば襲ってくることはありません。
でもこんなのをさらさらと手際よく素手でやってしまう職人さん、
かっこよくて惚れそうです。
ちなみにこの職人さんが猫たちは大好き。


穫れたもの。

収穫いっぱい。
太陽の下においておくと、中から蜜が溶け出して
どろどろと垂れて行きます。

そうやって考えると、木にぶら下がっているときは
蜜が垂れてしまうなんてことはないのは、あの巣を鉄壁の守りで
囲んでいる蜂達が熱で溶け出してしまうのを防いでいるってことなんだろうか。
すごいなぁー。
そんな蜂の苦労に感動しながら、横取りした蜜の採取にかかります。
人間ってそんなもんナノダ。
さて、ここからは私たちの作業。

ナイフでザクザク巣をこまかく切ります。
押されてじゅわ〜っと出てくる蜜が美しい。


蜜いっぱい。蜂さんたちの苦労がいっぱい。

ドイツで蜂の養蜂をしているというお友達を持つお友達が
そのお友達に(って「お友達」オンパレードでわかりにくいんですが)
聞いてくれた話によると、1キロの蜜を集めるのに
1500万回花を訪問しなくてはならず、地球4周分の距離を
飛ばないと行けないんだそうです。
・・・、いやもうほんとすみません。

ぎゅーっとやると黄金の蜜がたらり〜ん

圧倒される美しさ。


こうしてキレイに枝から全部切り落とします。

この後の作業、すっかり写真に撮り忘れてしまったんですが、
こうしてバラバラにした巣を日の当たる所にしばらくおいて
蜜をやわらかくし、ザルに入れてごしごし押して濾して
蜜と蜜蝋を分けます。
で、採れたハチミツ。

イスラム教の教えの中には、蜂がいかにすごい生き物か、
そこから得られるハチミツがどれだけ体にいいものか、
それが説かれていることもあって、
「ハチミツ」にこだりのある人はとても多く、
養蜂している人も沢山います。
市場でも売られていて、

一番手前の一皿は1万5千円弱くらいでした。

もともと砂漠にミツバチはいるのか?という話ですが、
随分前に消滅してしまったHPに載せたことがありますが、

まだ我が家に木が育つ前、砂漠で蜂の巣を見つけて
びっくりしたことがありました。
砂漠では、パッと見「花」らしき花なんてわからないような
草にとまって、足いっぱいに花粉をつけている蜂を見ます。
ハチミツに興味がなかったらそうそう蜂に興味をもつこともなく、
砂漠にところどころ生える草に、蜜を作れるような花が咲いているなんてことも
気がつかなかっただろうなぁ。

見た目はぜんぜん派手じゃなく、人間にとっては
魅力ぜんぜんない植物ですが、

食べる物がほとんどない砂漠で、
ガゼルやウサギなど砂漠に生きる動物たちの命を支え
蜂には花粉も提供しちゃう、実はすごい存在なのだ。

ハチミツって、そんなに好んで食べる方じゃないんですが、
でもこうやって色々知って自分たちの手をかけると、
なんだか大事に思えちゃうもんです。
相方さまはそのまんま食べるのが好きですが、
私は砂糖の代わりにハチミツ入れてパン焼いたりしています。
ありがたやーありがたや。
(おまけ)
我が家にいる蜂達は、砂漠にいた蜂が来たものか、
それとも以前養蜂を試みて蜂の巣の入った巣箱を買ってきたことが
あるんですが(失敗に終わったんですが)、
そこから逃げ出した蜂なのかよくわかりませんが、
庭にある巣はざっと数えて10個くらい。
ガゼルたちはちゃんと心得ていて、蜂がいっぱいの巣には近寄りません。
でも、蜂が去ったあとの空っぽの巣では

遊んでみたりもする。

あ、でもこんなこともあったな〜。
(消滅しちゃったHPより)

by hanamomoact
| 2012-12-28 17:27
| 砂漠の生き物

UAEでの生活。家族はガゼル・犬・鳩・馬・猫・ラクダ・牛・山羊・・・+オットの相方さま。
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