オット応援歌。

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我が家は平日夜が早い。

日が沈んでサーメルたちが寝付くのをみて
家に入ると夜7時半。
それから1時間もすると眠くなって消灯時間。
相方さまの家族や同僚からは「子供も寝ない時間だ」と
からかわれる。
ま、朝は4時ちょっと過ぎ起きなので・・・と思うが
計算すると睡眠時間は優に8時間弱はとれている。
まさに朝日とともに起きてきて、夕日とともに寝てしまう
現代人らしからぬ生活。

そんな生活をしていても風邪をちょこちょこひく相方さま。
熱を出した先週、夜10時も過ぎ電話が鳴った。
ナンだろうと思いつつそのまま寝てしまったが、
久しくして人の気配があり目が覚めると私の枕元に
相方さまが立っていた。
どうしたのかと聞けば
「今秘書から電話があって、部署の2人が首になったって。」

相方さまはお役所仕事だけれど、今リストラが進んでいる。
お役所といっても、国の性質柄UAE人だけでなく
多くの外国人が働いている。
シリアだったり、インドだったり、エジプトだったり、オマーンだったり・・・。
外国の人たちがどんどんリストラの対象になっている。
部署で働く人たちには、とにかくいつなにが起こるかわからないから
仕事を探しておくほうがいいと、相方さまは口をすっぱくして
言っていたのだけれど、あまりにも急のしかも夜中の通達。

夜10時に電話で「解雇されたので明日から仕事にこなくていいです」。

言われたほうの立場を考えるとその衝撃は譬えようがない。
なにせ、みんな自分の国で仕事を探すのが大変で
UAEに出稼ぎにきたり、家族で移住してきた人ばかり。
パートやバイトでつなぐなんてことも当然できず、
仕事がなければビザもなくなり即刻国に帰るしか手立てがない。
みんな家族を養っている。
準備期間もなく、急な解雇通知。

相方さまは秘書や上司やあちこちと夜中に連絡をとり、
次の日幹部の会議をひらくところまでを準備して
熱でふらふらしてては闘えないと、
明朝、日本から持ってきた栄養ドリンク持参で仕事に出た。


会議では1対11人の明らかに不利な体制でスタートしたそうだけれど
栄養ドリンクのおかげもあって
最終的には解雇まで3ヶ月の猶予を確保して帰って来た。
とりあえず相方さまのできることはそれが精一杯。
その間にとにかく仕事を探すようにと、二人のPCに
開くたびに「あと仕事を離れるまで○○日」とカウントダウンで出るように
設定し、二人の仕事探しのお尻をたたいているんだとか。

そんなことがあって、とりあえずひと段落したと思った先週末、
週末なので遅くまで(といっても9時台のお話)テレビサッカー観戦を楽しんでいた
相方さま。ハーフ終了後、自分ばかりが楽しんでいることが後ろめたくて
ご機嫌取りに来た相方さまに足を揉んでもらいながらさっさと寝ついた私。
夜中にふと目がさめて相方さまがどこにもいないことに気がつく。
捜して外に出てみると、明るい月夜に庭で腕を後ろに組んで
ふらふら歩いている相方さまを発見。時間は1時。

「また別の二人が解雇されたってさっき電話があって。。」

今度は相方さまがどうにもできないところからの通達。
これも夜の10時に急に本人達に電話が入ったんだとか。

「二人に電話したんだけど、一人は泣いててさぁ。
どうにかできないか、今思案してたところ。」

一人はインド人。幸い彼は兄弟と一緒に他にお店を持っていて
とてもショックだけれど、なんとかやっていこうと思うと言っていたそうで
相方さまもちょっと肩の荷が軽くなった。が、
もう一人はなんとパレスチナ人。ビザがなくなってしまえば帰る国のない人である。
幼い子供3人、妻、両親を養って、UAEでなんとか生活している。
支払いの期限がせまったローンもある。
なんとかならないかと手段を模索してる相方さま。
ビタミン剤ガッツリ飲んでがんばって欲しい。
(その前に奥さんがおいしい栄養のある料理を作ってあげれば
いいんじゃないかと、そういう声は聞こえない都合のいい耳。)

リストラはこれにとどまらず、まだ進んでいくんだとか。
ちなみにこんなことは、前一代目大統領シェイクザイードさんが
存命の時には考えられなかったことだと、多くの国民のみならず
UAEに住む人々は彼の偉大さを今改めて、じりじりとしかし痛切に
感じているに違いない。
相方さまの悩みはまだしばらく尽きそうにない。
大人の時間(9時以降)に電話のなる夜はしばらく続きそう。
愛しいオットよ、がんばれっ。
by hanamomoact | 2006-05-14 23:02 | UAE生活


UAEでの生活。家族はガゼル・犬・鳩・馬・猫・ラクダ・牛・山羊・・・+オットの相方さま。


by はなもも

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